どういう仕事でも、或る程度の年齢に達した親は、自分の子供が“同じ仕事・職業”を受け継ぐ形をとると、うれしくなるものらしい。俳優の藤岡弘氏が同じ道に進んだ息子との“ツ―ショット”を誇らしげに公式インスタグラムに掲げている。藤岡氏は“精悍な顔立ち”で知られているが、その息子さんも同じように精悍だが、まだ16歳でもあり今風のイケメンに仕上がっている。何となく、悪に立ち向かう“正義のヒーロー”的な面立ちなのだ。まさに“父親譲り”的な雰囲気の持ち主である。まだ16歳なので“親子二代”と言ってもこれからがスタートなのだろうが、藤岡氏の方の“公式インスタグラム”に登場するということは「七光り」を使ってでも売り出したい気持ちの表れであろう。この藤岡真威人(ふじおかまいと)氏には、顔貌の中で注目すべき部分がある。眉が濃く長いのだ。父親の藤岡弘氏も眉は濃く太く長い。真威人君の眉は太くはないが、濃く長い。これは性格的には“熱血漢でひた向き”であることを意味するが、それと同時に、運命的には“親子兄弟の関り”が強くて、家系的な仕事を“継承していく人”の相でもある。そして、もし、子供がほんとうに活躍し始めたなら、親の方は静かに“第一線から遠のく”のが相応しい形でもある。これは、どのような職業分野でも言えて、親の方が“第一線”を遠のかないうちは、その子が“中心的存在”として活躍し始めるのは難しい。だから、例えば一般企業であれば、息子をほんとうに活躍させたければ、自分自身はトップの座から降りた方が良い。もっとも俳優のようなフリーランスの仕事は会社と違って“引継ぎ”もないし“資格・証明”もない。父親を乗り越えていくのは容易ではない。いつの間にか“親の名”が出されなくなった時、それは“親を超えた”時なのだ。そして、ここからが“親の光”ではなく、自らの個性や能力で光り輝く時なのだ。
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