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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


覚醒剤後に「ハダカの美奈子」となって1億円


「ハダカの美奈子」といっても“ビッグダディ”との結婚・離婚で注目された“子沢山女性”ではない。かつて女優として、その地位を築きながら“覚醒剤逮捕”などで芸能界を追われた小向美奈子氏の方だ。世間から猛バッシングを受けた彼女は、2009年ストリッパーへと転身。文字通り“裸で出直す”ことに成功した。いまやストリップの世界だけでなく、AV嬢専門キャバクラでも人気を集め、通常とは異なる“お色気プロレス”の世界でも人気を博している。人というのは解からないもので、何かのスキャンダルによって梯子を外され“そのまま転落していく”人生もあれば、しぶとく生き残って“ふたたび隆盛を極める”人生もある。文字通り“ハダカ”となって再スタートを切った彼女は、2014年にはアメリカにわたって総額1億円ともいわれる“全身整形”を試みたらしい。文字通り“自らの肉体”を“商売道具”として蘇らせるために磨きをかけたのだ。それが現在の人気に結び付いているようだ。或る意味では、ほんとうに逞しいという印象を受ける。世間からの猛バッシングによって“すべてを失った”彼女は、生きていくために“ハダカの道”を択んだ。おそらく、ほとんどの人たちは“本気でストリッパーになる”とは思わなかったことだろう。私自身、そのニュースを知った時「いつまで続くのだろう」と思ったものだ。けれども、彼女はただ単に“一時しのぎ”で「ハダカの世界」に飛び込んだわけではなかった。その“本気度”が、その後の14年間を支えてきたのだろう。もし彼女が“女優”としてのプライドを棄て去ることが出来なかったなら、毎日のように舞台上でハダカにはなれない。何より“クスリ”との縁が切れているからこそ、ステージ上でハダカになれる。もし覚醒剤を続けていたなら、どうしても身体のラインが崩れて人前でなど見せられなくなる。しかも、その“商売道具”に1億円を投じた心意気が素晴らしい。どちらかというと贅肉の多かった身体は、こうしてメリハリの利いたグラマスクなボディへと変身したのだ。それでも、多くの人は彼女を「堕ちた」とみなすかもしれない。しかしステージ上で、その全身に視線を集めることのできる“舞妓(ストリッパー)”は、文字通り「おんなの性(さが)」を演じているのだ。
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