毎年1月4日から日本の“株式市場”はスタートする。その初日「大発会」は日経平均が741円も値上がりして取引を終えた。なかなか超えられなかった2万3000円の壁をアッサリと通過したのだ。昨年末から、マネックス証券だけは“強気見通し”を発表していて、今年の日経平均の高値を“3万円”に設定している。昨年末が2万2764円だから、一年間に“7200円以上値上がりする”と見ているわけだ。この数字が、いかに“強気”であるかは、10年前の株価を思い出せば解かる。実は2008年10月に日経平均は“6995円”まで下がったことがあるのだ。したがって昨年末の日経平均というのは、その10年前から比べると3倍以上の高値に達していることになる。もし、今年中にマネックス証券の見通し通りに“3万円”まで達するなら、一挙に4倍以上まで達してしまうことになる。さすがに他の証券会社はそこまで強気にはなれず、2万4000円~2万6千円を設定しているところが多い。ところがフタを開けてみれば初日だけで700円以上も値上がりした。おそらく今日も値上がりするだろう。“世界景気に連動する”日本株は、アメリカやヨーロッパの株が値上がりすれば必然的に上がるように出来ている。もっとも、株価というのは日々変動するもので、値上がりし続ける…という保証はない。“急騰”は“急落”を呼びやすいもので、株を購入したことのある人ならだれもが経験している。だからこそ、バブル期に多くの人が天国から地獄を見たので、その経験を持つ日本人は中々楽観的にはなれない。私の占い上では、今年の日経平均は“3万円”まではさすがに無理なのだが、“2万6千500円~2万7千円”の間くらいまでであれば上昇していく可能性がある。それも、どちらかというと夏までで、それ以降まで持ちこたえられる保証はない。むしろ、天井を付けたら急降下という可能性さえある。したがって投資方法として初心者に良いのは1月に購入し、6月前後で日経平均2万6千円台後半まで来たなら“売る”という姿勢で挑むのが一番無難であると思う。もっとも、これは私の“占い上からの見通し”であり、保証は出来ない。アメリカの「ダウ」の出来高が極端に減りだしたら“急落する”と憶えておいて欲しい。
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