東京江戸川区の住宅で13日の夜、練炭による“集団自殺”の可能性が高い5人の死体が発見された。おそらく、この家の持ち主が“自殺志願者”たちを道連れにして集団自殺を図ったと思われる。今のところ、男性一人、女性三人、そして性別不明(?)一人が加わっての5名による集団自殺のようである。男性の関係者二人が心配して、それぞれが警察に相談、13日夜になっての発見となった。津波とか地震とか豪雨とか、不慮の災難によって一気に“命が奪われる”のも哀しいが、まだ若い人たちが自ら“命を絶ってしまう”のも哀しい。私はこういうニュースを聴くと、いつも「命のロウソク」の話を思い出す。人には、それぞれ「命のロウソク」があって、その燭台の中で“生かされて”いる。けれども、時々、そのロウソクの途中で、命の炎が消えてしまうことがある。もちろん、そうすると、人は死んでしまうのだ。だから、不慮の事故や災難で亡くなるのは、元々が“短いロウソク”なのではなくて、もっと“長いロウソク”なのに、途中で強引に“吹き消されてしまった”からなのだ。自殺の場合には、自ら“吹き消して”しまう形なのだ。寿命ではないはずの年齢で病魔に侵されるのは、時に“ロウソクを取り換えられてしまう”からなのだ。そういう話を、幼い頃に聴き、私は単純に信じた。大人になって、あれは“作り話”だと思えた時期もあったのだが、いつからか、やはり、あの話は“真実だった”のではないか、と思うようになった。理不尽ではあるが、そう思うと妙に納得できるのだ。そして、その「命のロウソク」が置かれているところへ連れていかれたなら、私は自分自身のロウソクを見つめながら何と思うのだろうか。巨大企業として膨張するアマゾンには何でも売っているが、なぜか「命のロウソク」は売っていない。
私などはどうしても昔の名前である「桂三枝」と言いたくなるのだが、もう6代目「桂文枝」を襲名して13年も経っている。それなのに、未だに「三枝」と言いたくなるのは、妙に、その名と本人の 続きを読む
愛知県豊田市で19歳の女性・東川千愛礼さんが、刃物で胸などを刺され玄関先で死亡しているのが発見された。その翌日、京都方面に逃亡していたとみられる元交際相手・安藤陸人(20歳)が殺害 続きを読む
最近、見知らぬというか、聴き慣れないというか、政党が次々と誕生している。時代の変化は、当然、政界にも及んでいて、昔からの“弱小政党”はだんだん忘れられつつある。そこで…というわけで 続きを読む
ペルーのワスカラン山で日本人登山家ふたりが遭難し、その一人である登山家で医師でもある稲田千秋氏(40歳)が亡くなった。もう一人の登山家・寺田紗規氏(35歳)の方は救助されたが衰弱し 続きを読む
いつの頃からか北海道の十勝・大樹町と言えば「宇宙のまち」という形が根付き始めた。この町には、他にも「砂金のまち」とか「ミニバレー発祥のまち」とか「清流日本一のまち」とかいうアピール 続きを読む
今から13年前「東京」と「ニューヨーク」では、ほとんど変わらなかったものがある。ドル換算による当時の“平均月収”だ。やや意外な気もするが、それまでの日本は、そんなに“薄給の国”では 続きを読む
バブル期に放映され人気を集めた「笑ゥせぇるすまん」の実写版12回が、7月18日からテレビ東京系で配信されるという。その主役である“無料で幸せを売る男”喪黒福造役となったのがロバート 続きを読む
6月23日にフジテレビの制作部長が「常習賭博」の疑いで逮捕され、続く24日には現役アナウンサー(27歳)がオンラインカジノを行ったとして「書類送検」された。実質、同じことを行ってい 続きを読む
ときどきTVから録画してあった大昔の映画を観る。昨日も80年代前半に公開された原田知世主演の「時をかける少女」を観た。この映画は筒井康隆氏の小説を脚本化したもので、ちょっとSFっぽ 続きを読む
歴史の教科書に出て来る「ハンムラビ法典」その中に「眼には眼を、歯には歯を」の一節がある。これは一般に誤解されやすい諺でもあるのだが、本来は「眼を潰されたなら、相手の眼を潰し、歯を抜 続きを読む