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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


金を掛け過ぎた「商売の開業」は経営が難しい


タレントのスザンヌ氏が故郷熊本の老舗旅館を買収・改装して、新たな旅館業に乗り出したことは、さまざまな形で報道されてきた。あれから2年弱経って、その経営状態は「どうにかこうにかやっている」状態であることが本人の口から語られた。70年続いた老舗旅館を「何とか残していきたい」という志から始めたという話だが、最初から改装費用が掛かり過ぎている点が問題視されていた。どんな商売でも、最初から、あまりに金を掛け過ぎた商売というのは、成功例が少ない。この旅館の場合、旅館本体の買収資金に比べ、その改装費用が4倍くらい掛かっていて、総額1億5千万円くらいを掛けた開業と言われる。巨大なホテルとかであれば、そのくらいの費用を掛けても十分に元は取れるが、元々が“小さな旅館”でスザンヌ氏の説明によれば“1日2組限定の形”を取っているという。一日2組なら、どんなに頑張ってもその収益は知れている。したがって「どうにかこうにか…」という結果にならざるを得ない。これは彼女の経営がどうとかいう以前の問題で、こういう旅館の場合、最低でも4組くらいの客は入れる形でないと、従業員を雇えなくなる。旅館業というのは、サービス業であるから、どうしても或る程度の“従業員の数”は必要で、家族経営でもない限り、一日限定2組では成り立たない。どうして周囲の人達は、そのことを教えてあげなかったのだろう。それでなくても、改装費用が掛かり過ぎているから、その分を少しずつ収益から“差し引ける”くらいでないと、経営としては難しいのだ。タレントなど有名人の人達が、飲食店とかブティックとかさまざまな業種にチャレンジするケースは珍しくない。けれども、それでほんとうに成功しているケースは稀で、実質経営は他人任せのことも多い。だいたいが人気稼業だった人はサービス精神が旺盛なので、収益度外視の経営をしがちな特徴もある。もしかすると「どうにかこうにか…」のうちに手を引いた方が、後々大きな借金など背負い込まなくて良いかもしれない。東京に戻れば、タレントとしての需要はまだまだありそうな気がする。
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