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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


「怖い女たち」を彩ったトプカプの至宝


今日3月20日から六本木の「国立新美術館」でオスマン帝国の栄華を誇った時代の「トルコ至宝展」が開かれている。15世紀から18世紀の時代に使われていたトプカプ宮殿秘蔵の品々が展示されているのだ。どうしてこんな宣伝をわざわざするのかというと、私が今もっとも気に入っているTVドラマ「オスマン帝国外伝~愛と欲望のハレム~」の舞台となっているのが16世紀のトプカプ宮殿だからだ。昔から「ハレム」という言葉には妙に妖しい雰囲気があって興味を持っていたが、その「ハレム」というものを真正面から扱った作品がこのTVドラマだ。とにかく“実在の歴史物語”なのに、ハラハラドキドキのエンターテインメントとして話が進んでいくのが最高jに素晴らしい。時代としては第10代皇帝スレイマンの時代を扱ったドラマで「オスマン帝国」そのものの変遷や覇権も描いてはいるのだが、日本で言えば徳川将軍の「大奥」に匹敵する「ハレム(後宮)」の女性達の方が主体として描かれている。オスマン帝国の中でも、もっとも“栄華”を誇った時代だけに、このドラマに登場する女性達の衣裳や装身具なども中々に豪華絢爛である。だから、そういう“美しい女性達”を眺めるだけでも「ハレム」にさ迷い込んだような錯覚を覚える。この時代、ハレムに入って皇帝の側女となったのは最盛期には1000名を越したとも言われる。日本の「大奥」よりもはるかに多いのだ。しかも、世界各国から“貢物”的な意味合いも込めて側女が贈られてきたらしい。そういう文字通り「愛と欲望のハレム」の中での女性達が描かれているから、俗にいう“女の怖さ”がこれでもかこれでもかと執拗に描写される。日本のように“意地悪を働く”というような生半可なものではなくて、正に“殺し合い”一歩手前の段階まで争い合うのが何ともすさまじい。どこまで歴史に忠実で、どこからフィクションなのかわからないが、とにかく“美しく着飾った”女性達はかくも残忍なのだということを教えてくれる素晴らしいドラマなのだ。

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