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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


“横並び社会”が「イジメの学校」を生む


神戸市の小学校で昨年4月以降行われ続けていた男女教員4人による“後輩20代教員”へのイジメ問題。事件は、今年9月になって被害者教員が学校に行けなくなって、それを心配した家族が教育委員会の方に相談、市教委の本格調査によって全容が把握された。イジメの加害者は同じ教職員で後輩達への指導を任された30~40代の男性3人と女性1人の教員たち。単に「ボケ」とか「カス」とかの暴言だけでなく、ミミズ腫れが出来るほど尻を殴る、同僚の女性教員に対して性的メッセージを送るよう強要する、激辛カレーを羽交い絞めにして食べさせる…など常軌を逸している。その結果、20代の男性教員は学校へ行けなくなったのだ。実は今年6月、同じ学校の別な教員複数から、市教委の方に「イジメが行われている」旨の相談が寄せられていた。そこで学校側に対して“口頭注意”が行われたのだが、校長は「問題は収束した」として連絡している。つまり、校長は加害者教員たちに対し、20代教員たちへの指導を託し、それが明らかに“行き過ぎ”で観かねた教員たちが市教委に連絡したのにもかかわらず、加害者たちに注意さえも与えなかった。これでは被害者教員が学校に行けなくなるのも当然である。本来、小学校は「イジメ問題」にもっとも敏感でなければならない。私が小学生の時、悪ガキ同級生に帽子を沼に落とされたのだが、すぐに母親は学校に乗り込んでいった。日頃、物静かな母親であったが、そういう時は果敢に行動した。あの頃の“イジメ”は今のように陰湿ではなく、人一倍大人しかった当時の私は、母親に頼もしさを感じたものだ。現在は“イジメ”が陰湿化しているのと、集団化しがちなので、学校内での把握が重要になる。そういう時に、生徒同士ではなくて“教員間でのイジメ問題”があったということに、まず驚かされる。さらに、驚かされるのは、校長が把握しながら見逃そうとしていた事実だ。他の教員たち複数から市教委の方へと相談が持ち込まれたのは、よほど見かねた状態だったからである。もはや、それは“教育の場”ではない。けれども私は、これが一つの学校だけのことだと思えないのだ。これほどまでではなくても、似たような学校がいくつも存在している可能性がある。それを防ぐには、校舎内にも防犯カメラを設置すべきだ。そうすれば、自然と“学校内イジメ”は減っていくだろう。現代の日本は“横並び社会”の意識が強く、みんなと同じでなければ“イジメの対象”とされやすい。経済的な圧迫というか余裕のなさが、心の中まで“余裕を失わせている”部分が大きい。だから、ちょっとの違いとかミスとか遅れとかを許さない。みんなが「正しい」と言ったものは正しく、みんなが「へん⁉」と言ったものは変にされてしまう。みんなが「キライ」と言ったものに、自分だけ「好き」とは言わせない雰囲気がある。そういう“それぞれの個性”“それぞれの感性”“それぞれの思考”“それぞれの意見”を封じるところに「イジメ社会」は誕生する。特に「ネット社会」にはそういう風潮がみられる。無記名で“批判できる”形はネット上から無くした方が良い。

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