3月, 2023年

「希望のある国」にしないと子供が自殺する⁉

2023-03-15
厚労省が公表したデータをみると、2022年の自殺者数は21881人だが、小中高生の自殺者数が統計を取り始めて最多の514人になったという。コロナ禍となって以降、子供たちの自殺者数が急速に上昇している。そういう意味では、学校生活では“みんなと距離を取らなければならない”状態に置かれて、孤立やイジメはますます強まったと受け止めるべきなのか。或いは“将来に希望が見えない”と受け止めるべきなのか。ともかく友達や仲間と“距離を取ること”は、子供たちに辛すぎるようだ。日頃からマスクをして“誰が誰なのかよく解からない状態”も不安をあおる材料かもしれない。今年はマスクを外し、友達との接近も許されるので、そういう点では“子供たちの自殺者数”は減ると思うが、ここ2年半ほどのマスク生活に慣れてしまった子供たちは、外すのを嫌がるようになる可能性もある。そういう意味ではなるべく早く“外す生活”を身につけさせていった方が良い。プロレスラーの“マスクマン”になるなら別だが、通常は“顔を晒して”われわれは生きていく。その方が自然なのだ。ところが、幼い頃に身に着いた習慣というのは中々に抜けない。だから「マスクをしないと人前に出れない」という風にならないためにも、早めに外す習慣をつけさせたほうが良い。もちろん、それも強制であってはならないが、少なくとも“自然な状態”の環境を早く作ることが、子供たちの自殺者数を減らすうえでも重要なことのように思う。もう一つ、子供たちが自殺しやすいのは「未来に希望が持てない」からである。人は、どんなに苦しい、或いはつらい状態にあっても、未来に対して希望を持っている場合には自殺しようとしないものなのだ。未来に希望が持てない時、人は生きることに対して拒絶的になる。だから、日本が“その未来”に対して、もっと、もっと、希望の持てるような国として、子供たちが捉えるような状況が作られていれば、もう少し生きてみようかな、と思うに違いないのだ。もう一つ、大事なのは……というか、それがもっとも重要なのだが、人はどんなにつらくても“愛がそこにある時”生きていくことに頑張れる。どんな暗闇の中でも“愛”に触れているなら、生き続けられるものなのだ。そういう意味では「日本」に不足しているのは抽象的な愛ではなくて「やさしい一言」「やさしい笑顔」であるのかもしれない。

「日本一の上腕」は“ステロイド”に弱かった⁉

2023-03-14
近年、日本には“キン肉マン”が多くなっている。要するに“筋トレに励む人たち”だ。男性ばかりでなく、最近は女性にも多い。わたしは視ないが“筋肉系YouTuber”と呼ばれる人たちの動画も広く知られているらしい。彼・志村勝洋氏(46歳)も、その一人であった。母親が彼のSNSに投稿して3月11日に突然死したことを伝えている。パーソナルトレーナーとして多くの人たちに“健康美・肉体美”を広めてきた指導者が、あっさりと他界する。実は“筋肉自慢”の人たちには“早死”“突然死”する人たちが多い。そして、その因果関係は必ずしも明確ではないが、彼らが用いている「ステロイドに起因しているのではないか」という指摘が多い。実際、ステロイドこそが彼の生命線だった。21年間、それを使用し続けたことで“60㎝越えの上腕”を作り、彼自身「日本一の上腕を持つ男」を“売り”としていた。その異様な発達は、明らかに単なるトレーニングだけで得られるものではなく、アナボリックステロイドと呼ばれる“筋肉増強剤”がもたらしたものに違いなかった。彼自身も“ステロイド歴21年”を公言していた。ただステロイドの多用は心臓に負担が掛かる。その結果として心不全や心臓発作を引き起こしやすい。さらに肝臓にも負担が掛かる。こちらはホルモン系薬品の場合、アルコール中毒と同じで機能が低下しやすくなっていく。さらにもう一つ腎臓にも問題が生じやすくなる。それは人体の中で唯一“ステロイドを製造する機能”が腎臓にあるからだ。ところが長年にわたってステロイドを“薬品”や“食品”として吸収し続けると、元々備わっていた腎臓の機能が働かなくなってしまうのだ。実は“上腕日本一”の志村氏は昨年の12月に突然「ステロイドを止める」宣言をした。健康を考えて休止すると宣言した。おそらく彼には何らかの“副作用”が既に出始めていたからに違いない。けれども、この決断が逆に“寿命を縮めた”のではないかとわたしは思っている。なぜなら、21年間も多量に使用し続けてきた彼の場合、もはやその腎臓にはステロイドを製造する機能は失われてしまっていたに違いないのだ。心臓や肝臓には負担が掛からなくなっても、腎臓だけ「すぐ昔のように復活して…」といっても土台がムリなのだ。もはや“そういう体質”に変わってしまっている彼の場合、死ぬまでステロイドを吸収し続けなければ、生きてはいけない身体だったに違いない。もちろん、そうしたとしても心不全など起こりやすいので長命は難しいが、少なくとも46歳の若さで亡くなることはなかったのではないだろうか。

13日が「日本経済の今後」予見させる日本株⁉

2023-03-13
アメリカでシリコンバレーの銀行が破綻したことを受けダウやナスダックが大きく下げたが、実際には“その二倍も下げたのが日経平均先物”だった。もちろん、この動きは本日13日の“日本の市場”に反映される。つまり“日本株”は大きく下げるに違いないということだ。金曜日からすでにその予兆はあって、日経平均は今年最大の下落を記録していた。したがって既に下がっているのだが、もっと大きく下げる可能性が強い、ということである。日本は最近スポーツ関係で“世界的に活躍する選手”がたくさん出てきたが、こと“経済”に関しては、世界的に視て下降の一途で、浮上していくきっかけがなかなかつかめない。今年の場合、世界各国とも“コロナ禍”と“ウクライナ問題”で打撃を受けていて、経済的には難しい局面にある。そういう中では我が日本は、インフレの“兆し”はあるものの、それは同時に“デフレ脱却”のサインでもあり、長年の金融緩和路線からの脱却にもつながるとして、総体的に株価が徐々に上がって来ていたかに視えた。ところが、今回のアメリカの“銀行破綻”は“リーマンショック時”を想起させるということで、金融関連株などが一斉に売られている。問題は「今日」である。月曜日である今日の「日本株」は事実上“週初めの経済指標”として世界が注目している。今日の「日本株」が必要以上に下げれば、下げの連鎖が続くし、今日の「日本株」が最初下がっても徐々に巻き返して“上向きで終わる”形が取れれば、世界経済は“最小限のショック”で今回の銀行破綻を乗り越えられる。アメリカの銀行破綻が、アメリカだけにとどまらず、世界全体、とりわけ日本には影響力が大きい。それでなくても日本経済は“危うい状態”であることは誰もが感じていることで、今回のことが長引いたなら「金融緩和の出口戦略」どころではなくなってしまう。そうならないためにも、本日は「日経平均」よりも「トピックス」の方が重要で、それが何とか持ちこたえて日本経済の陥落を防げるか、それとも徹底的に売られて“転げ落ちていくか”日銀の新総裁の手腕以前に訪れてしまった「最悪の日」とならないことを願うばかりである。

バッシング乗り越え“予見通り”成功の「のん」

2023-03-12
第46回日本アカデミー賞授賞式が行われ「さかなのこ」で優秀主演女優賞を「のん(本名・能年玲奈)」氏が獲得した。そして、そのドレスアップされた姿が記事として掲載されていた。いまから十年ほど前だろうか。その当時、本名を女優名として活躍し始めたばかりだったが、原因が何かは忘れてしまったが「能年玲奈」が名乗れなくなり、TVなどからも徹底的にバッシングされる出来事があった。仕方がなく彼女は「のん」という名前で細々と活動を始めた。マスコミは何故か彼女に批判的で「もう芸能界では生きていけないだろう」と記すものまであった。けれども、占いで視てみると彼女には“才能”と“運”とがあった。だから私は必ずやがて復活し“成功を勝ち取る”と何かに書いた。マスコミも世間もどういうわけか彗星のように登場した“時代の寵児”に対しては厳しい。何かがあって“弱み”が生じると徹底的に叩く。まるで待ってましたかのように徹底的に叩く。実際、そういう形で“姿を消した芸能人”も多い。けれども、仮に一時的に低迷しても、ホンモノの“才能”と“運”とを持っている人物は、何年か後に必ず浮上する。その時に必要なのは“才能”と“運”だが、比率的には“運”の方が大きい。つまり元々「強運」な人は、どのような状態からでも“生き延び”そして“より大きな花を咲かせる”ことが出来る。ところが「運」の乏しい人は、或る程度“お膳立て”をしてもらって出て来ても、そのあとが続かない。基本的に“才能”のある人は“その道”で生きながらえることはできるが「大きく花開く」ことは出来ない。逆に才能が無くて“運”だけがある人は、一時的には脚光を浴びるが、そのあと“形として残るもの”が何もない。ただ“運”はあるので、その生涯にわたって特別に困るようなことはない。それでは、その「運」というのは、どうすれば得られるのか、これがよく解からない。先天的に持っている人も居るし、後天的に“身に着く”場合もある。私にわかるのは先天的なものであれ、後天的なものであれ、その人が“運を持っているかどうか”だ。それだけは解かる。或る意味では、それを直感的に見極められるのが「運命家」なのかもしれない。

急速に増えた「発達障害もどき」の子供たち⁉

2023-03-11
確かに数字だけ見れば“十年で十倍以上に増えた”ことになっているのが「発達障害」として認定された子供たちだ。これは世界的な現象らしく、近年になって急速に増えつつある。ちなみに発達障害とは、先天的な脳の機能障害の一つで、集団生活においての適応能力が極端に劣っている子供たちを指す。ところが、近年はその前提となる“脳の機能障害”の部分が希薄化していて、要するに集団行動が苦手ならば「発達障害にしてしまおう」的な“括り方”が行われているらしい。その分野の専門家である小児科医・成田奈緒子著『「発達障害」と間違われる子供たち』が発刊された。実際の教育現場では「友達とのコミュニケーションが取れない」「集団行動についていけない」「極端に集中力を欠く」「ミスや忘れ物が多い」「相手の話を聴いていない」などの症状が示されるというのだが、4歳~9歳くらいの児童では“しばしばみられる症状”で、その一部を取り上げるなら、大人だって“発達障害だらけ”のような気がしないでもない。いや、子供時代の私など紛れもなく“そういう要素”を持っていた。それに、そういう部分を持っている子供の方が“何かに秀でている”場合も多い。したがって、なんでもかんでも“発達障害”にしてしまうのは大いに考え物のような気がする。私の“占いのお客さん”の中にも、発達障害と診断された子を持つ母親が何人かいる。けれども、それらのお子さんのことを訊いてみると、頭脳そのものは優秀な場合が多い。その結果として“一人だけ集団とは違っている”場合も多い。実際、小学校に上がる前の段階で“占い”を依頼され、星の配置などから“その優秀な素質”等を感じて「将来的には成功されていくので心配ありません」と占った方が、その十年後になって「息子は先生に占ってもらったとおり専門分野を目指す大学に進みました」と報告を受けたことがある。日本人の場合、どちらかというと“みんなと一緒”である方が仲間として受け入れられやすい。子供の頃から、そういった傾向がある。したがって、どうしても「発達障害」を“病気”として受け止めてしまうと、その将来に対して親として“不安を持つ”のは当然のことなのだ。けれども“脳に特別な機能障害がない”なら、あくまでも“集団生活に馴染めない”だけかもしれず、現代では将来的にも“心配のいらない時代”に変わっていくのではないだろうか。

ミイラ取りがミイラに…元検察事務官が受け子

2023-03-10
もちろん犯罪は誰であっても“悪いこと”なのだが、なんとなく私には同情すべき部分があるような気がする。元検察事務官の白岩理慧(35歳)が特殊詐欺の“受け子”として逮捕された事件だ。「検察庁」といえば“堅い役所”の代表的な職場で、或る意味では“優秀な人”しか入れない。そこで“事務官”として勤めていた彼女が、どういう経緯から職場を辞めたのかは定かではない。彼女の行なっていた仕事は実質的には“検察官のサポート”で、その中には特殊詐欺事件もあり、実際に「受け子」として働いた人物の供述を記録したこともあったらしい。文字通り「捕まえる側」に居た人物なのだ。それが今回は逆の立場で「捕まる側」に廻った。当然、国民は怒る。そして驚く。本人は“現金の運び役”であるとは「知らなかった」といっている。通常考えれば「そんなわけはない」と誰もが思う。ただ、わたしはほんとうに知らなかった可能性もあると思うのだ。おそらく彼女は真面目で“口数少ない女性”ではないかと思う。彼女がアルバイト先として選んだのは「探偵事務所(実際は特殊詐欺事務所)」だった。それは彼女が元々行ってきた仕事に“比較的近い内容を扱う職場”だったからに違いない。普通の人であれば「探偵事務所」のアルバイトというのは“秘密めいたヤバい仕事”のよう思うはずだが、彼女にとっては“昔の仕事”に近いように思えたはずなのだ。そして実際に言い渡されたのは「高齢者宅に行って“機密の書類”を運んできて欲しい」というものだった。彼女の供述を信じると、都合5回にわたって運んだという。検察署業務において“重い書類”を運ぶことは事務官時代にも行っていた。だから最初は“違和感”を持たなかった。元々口数が少ないのと、探偵事務所の仕事という意識から、彼女は誰にもそれを話さなかった。「機密事項としての書類」は検察庁にはたくさんあって、それらは閲覧などしないことが義務でもある。考えてみると、アルバイトとして実際に会社に出向かなくても“リモートの時代”に探偵事務所が“秘かに仕事を行う”ということに彼女は“最初の頃”疑問を抱かなかった可能性がある。ただ、何度か行ううちに「何かがおかしい」と感じるようになる。特殊詐欺とは思わなくても“不正なハッカー集団”という可能性もある。そういう疑問が大きくなって自ら警察に出向いたのではないだろうか。もちろん、仮にそうだったとしても、踏み越えてはならない一線を越えてしまったのだ。

日本でも普及する⁉「付き添い屋」という職業

2023-03-09
海外報道を見ていたら「付き添い屋」のニュースが飛び込んできた。聴きなれない仕事名だが“付き添い的な役割を果たす仕事”であるらしい。高齢者が2億人以上の中国で、最近になって急増している仕事のようで、今後も増えていく可能性があるという。仕事としては主として高齢で持病持ちの方達に変わって、病院の受信予約とか各種手続き、薬の受け取りなどを行うもので、半日くらいで日本円にして4000円程度が相場であるらしい。確かに持病のある高齢者たちは多く、その多くは“病院通い”をしている。ただ大きな病院とか有名な病院とかだと“順番待ち”の時間が長く、各種の手続きも面倒な場合が多い。さらに処方された薬を“手渡してもらうまでの時間”も意外なほど長い。健康な人でも“長く”感じられるのだから日頃から体調が悪く、無理の利かない状態となっている場合、黙って座ったまま待つことや、各種の用紙に対し細かく記入していかなければならない作業は苦痛を与える。いってみれば、これらを“代行してあげる”のが「付き添い屋」なのだ。中国ではコロナ禍で自営の“各種教室経営”等にストップが掛かった時、その代わりのアルバイトとして、この仕事を始めた人も多い。何しろ何一つ「資格」を持っていなくても、それを“望んでいる人達”さえ集められれば職業として成立する。実際、病気の時には“ちょっとしたこと”が苦痛に感じられる。だから、もし家族が傍に居れば、家族に“自分の身代わり”として受診票を出してもらうとか、薬を受け取ってもらうとかするわけだが、中国でも“独り暮らしの高齢者”が多くなっている。だから信頼さえ得られれば「商売」として立派に成立するのだ。だが、これは中国だけの問題ではない。日本だって持病を持ちながら“独り暮らし”を続けている高齢者は多い。ただ日本の場合、なかなか“身代わりとしての行為”に対して「半日4000円」は難しいかもしれない。何しろ“ギリギリで暮らしている”高齢者が多いからだ。ただ、これを病院関係だけでなく、各種の“代行”をすべて含める形式とするなら、需要は一気に膨れ上がる。特に最近は“ネットを利用しなければならない変更手続き”等が多くなっている。ところが高齢者の中にはパソコンやスマホを使い慣れていない人が多く、ネット上での“打ち込み作業”の苦手な人が多い。これを“手助けする業務”を含めるなら、必ず、その需要は飛躍的に膨れ上がる。もちろん、丁寧な説明とか、思いやりを伴っての作業やサービスが必要だが、日本でも急増していく可能性は大いにある。

「宇宙」より「日本の得意分野」で活躍すべき

2023-03-08
またしてもロケット打ち上げに失敗した。2月17日に失敗をして、今度こそという期待を担っていたはずだが、そして「飛び立つ姿を視て欲しい」とアピールしていたはずだが「H3」の打ち上げはまたしても失敗をした。どうも「日本」においての“宇宙開発”はいまのところ失敗が多くて“恥ずかしい結果”ばかりである。一部で“原因究明”が叫ばれているが、そんなものは最初から判っている。第一に金をかけられないこと。第二に優秀な人材が得られないこと。この二点に尽きる。何でもそうだが、ものごとの開発には最初のうち“余分な費用”というものがいろいろと掛かる。それなのに、日本では最初から“低コスト化”が叫ばれ、あちこち“つぎはぎ”しながらロケットを作ろうとする。したがって“飛び立つ前”から何かと“危うい”のだ。もう一つは“人材”の問題で、そういう分野における優秀な人材が、日本を見限って海外へと飛び出す。ロケットの前に“若い人材”が飛び出すのだ。なぜならどんなに優秀な頭脳やアイディアを持っていても“金が掛かる”研究開発にはOKが出ない。海外では、とくにアメリカでは優秀な人材獲得にもお金をかける。宇宙関係で世界をリードするためにはお金が掛かるのだ。だから優秀な“若い研究者・科学者”は日本国内に留まってなどいないのだ。このような事情から、日本は宇宙絡みで“遅れ”を取っている。金が乏しくて、人材不足となれば、日本の宇宙開発に“バラ色の未来”など描けるはずがない。但し医薬開発などと違って、宇宙開発というのは「国」として絶対に続けなければならないものではない。そうだとすれば「日本」が再び“輝きを取り戻す”ためには、そんなに“お金”をかけなくても、そんなに“優秀な人材”が集まらなくても、充分に日本固有の“世界に誇れる分野”がいろいろとあるではないか。そういうものの方に“お金”と“時間”と“優秀な人材”を投じた方が賢いと言えないだろうか。もし、どうしても“宇宙開発”を目指すのであれば、クラウドファンディングという形式で資金を全国から募れば良い。そうすれば“宇宙好き”の金持ちが多額の寄付をしてくれるのに違いない。

菊池桃子氏の“かっぽう着姿”は視たくないが…

2023-03-07
4月から始まるBSテレ東の深夜ドラマ『婚活食堂』で“元占い師のおでん屋女将”という興味深い役柄を女優・菊池桃子氏が主演するという。作家・山口恵以子氏の同名小説をドラマ化したもので、キャッチコピーとして「縁結びグルメドラマ」という“解ったような解からないサブタイトル”が付いている。原作者の山口氏は実際に昔の一時期“占い師”を行っていた時期があるらしいし、同時に作家になるまで“大学の食堂”で働いても居た。だから、そういう意味ではこの小説は“体験的な話”が盛り込まれたリアリティあるドラマとなるに違いない。主演の菊池桃子氏も女優業と並行して大学の客員教授なども行い、若い人たちに“ものを教えること”のプロでもある。さらに私生活でも“二回の結婚”と“障害児”を育てて、そういう意味では“見合っている役柄”ともいえるのだが、彼女自身が「自らのかっぽう着姿」を番組宣伝としてアピールしていたが、そういう姿よりは、どちらかと言えば“占い師らしい姿”の方が本当は視たかった。もっとも、ドラマの内容として昔は“人気占い師”であったのが、いつの間にか人気も財産も占い能力も失って“おでん屋を始めた設定”のようなので、まあそれは“過去の回想シーン”とかで登場するのかもしれない。実は私が占いを教えた方の中にも、いつの間にか“占い師”ではなく“飲食店”を始めていた人が何人かいる。そういう意味では“占い”と“飲食店”とは“通じ合う部分”というのが何かしら存在しているのかもしれない。確かに、食べたり飲んだりして、人はお腹は満たされるが、心の中は“空腹のまま”だったりする。そんな時、気の利いた“やさしい一言”で元気の貰えることもある。先日もドキュメント番組で“屋台に集まる人々”をやっていたが、ほんとうにそこで出される“食べ物”や“飲み物”を求めてやって来ているのか、ちょっと疑問に思った。必ずしも“特別安い”わけでもなく、何かの話をしてくれるわけでもない。ただ一般的な店と違って会話がいらない。黙っていても飲み物や食べ物が出て来て、こちらから話すことを黙って“受け止め”聴き流す。そう、ここでは、どんな話も聴き流してくれるのだ。そして、何も答えてはくれない。実は、このシステムは「神様」と同じなのだ。神様というのは“居る”のか“居ない”のか、よく解からない。それでも、人は神様に向かって話しかける。心の中で話しかける。それに対して「神様」というのは沈黙で応える。だから、人は、いつだって神様に寄っていくのだ。

覚醒剤後に「ハダカの美奈子」となって1億円

2023-03-06
「ハダカの美奈子」といっても“ビッグダディ”との結婚・離婚で注目された“子沢山女性”ではない。かつて女優として、その地位を築きながら“覚醒剤逮捕”などで芸能界を追われた小向美奈子氏の方だ。世間から猛バッシングを受けた彼女は、2009年ストリッパーへと転身。文字通り“裸で出直す”ことに成功した。いまやストリップの世界だけでなく、AV嬢専門キャバクラでも人気を集め、通常とは異なる“お色気プロレス”の世界でも人気を博している。人というのは解からないもので、何かのスキャンダルによって梯子を外され“そのまま転落していく”人生もあれば、しぶとく生き残って“ふたたび隆盛を極める”人生もある。文字通り“ハダカ”となって再スタートを切った彼女は、2014年にはアメリカにわたって総額1億円ともいわれる“全身整形”を試みたらしい。文字通り“自らの肉体”を“商売道具”として蘇らせるために磨きをかけたのだ。それが現在の人気に結び付いているようだ。或る意味では、ほんとうに逞しいという印象を受ける。世間からの猛バッシングによって“すべてを失った”彼女は、生きていくために“ハダカの道”を択んだ。おそらく、ほとんどの人たちは“本気でストリッパーになる”とは思わなかったことだろう。私自身、そのニュースを知った時「いつまで続くのだろう」と思ったものだ。けれども、彼女はただ単に“一時しのぎ”で「ハダカの世界」に飛び込んだわけではなかった。その“本気度”が、その後の14年間を支えてきたのだろう。もし彼女が“女優”としてのプライドを棄て去ることが出来なかったなら、毎日のように舞台上でハダカにはなれない。何より“クスリ”との縁が切れているからこそ、ステージ上でハダカになれる。もし覚醒剤を続けていたなら、どうしても身体のラインが崩れて人前でなど見せられなくなる。しかも、その“商売道具”に1億円を投じた心意気が素晴らしい。どちらかというと贅肉の多かった身体は、こうしてメリハリの利いたグラマスクなボディへと変身したのだ。それでも、多くの人は彼女を「堕ちた」とみなすかもしれない。しかしステージ上で、その全身に視線を集めることのできる“舞妓(ストリッパー)”は、文字通り「おんなの性(さが)」を演じているのだ。

「信念なき政治家」は、さっさと除名すべき⁉

2023-03-05
むかしから「人騒がせな人」はどこにでもいるが、そういう“支離滅裂なタイプ”を政治に担ぎ出した政党にも多少の責任がある。ガーシー議員のことだ。日本に帰国すると言ったり、帰国しないと言ったり、二転三転して判然としない。大体、政治家というのは、何がいちばん大切かというと“岩をも崩す信念”だ。古今東西の“立派な政治家”というのは、そういう部分においては共通している。もちろん、その信念は時として“間違っている”こともある。その信念と決断が“戦争への道”を突き進むこともあるからだ。だから、つねにその判断が“正しい”とも言えないし、成功を招くとも限らない。けれども、とりあえず“国民の生命と財産を背負う”政治家というのは、正しいと信じた道を突き進んでいく“信念”を持っていなければならない。そういう意味で、ガーシー議員というのは他人に対してとやかく“爆弾発言”をしてきた割には、こと自分の出処進退に関しては“揺れ動き過ぎ”で“我が信念”というものが感じられない。数日前までは「ドバイから帰国して陳謝する」と言っていたように思うのだが、昨日あたりのインタビューでは「まずトルコに行って救助活動をし、その状態いかんで帰国を考える…」と、わけのわからない答えになっている。出国しても、すぐ帰国するのではなく、まず、トルコに立ち寄ってボランティアをし、その状態いかんで帰国するかどうか判断する……ということらしい。自分の職業的行動よりも“ボランティアの方が優先”と言わんばかりである。ボランティアというのは、自分の仕事に余裕があれば行うのは良いことだが、自分の仕事も果たしていない状態で、まずはボランティアと考えること自体がおかしい。大体、これまでは常に“上から目線”でモノを言っていたのに“国会の懲罰”が下されたら、急に弱気になった。大体、国会の前に、日本の警視庁からの“呼び出し”が掛かっている。もしかしたら、帰国して即そのまま“逮捕される”可能性だってある。いろいろな意味で“興味深い人物”ではあるが、なんとなく私には「犬の遠吠え」のように激しく吠えても、いざ本番となると逃げ出してしまいそうな“信念のなさ”を感じて仕方がないのだ。何度も言うが、正しいとか正しくないとかの前に政治家は“信念の人”でなければならない。そうでなければ国民をリードすることなど出来ないからだ。信念の政治家の中には“凶弾に倒れた”政治家も多い。それでも、みずからの信念を貫くのが“政治家の資質”なのだ。

「最下位チーム」が勝利し「最強チーム」に⁉

2023-03-04
“個人競技”ではありえないことが“団体競技”ではしばしば生じる。昨日、昨年セリーグ最下位だった「中日ドラゴンズ」は、今年“最強メンバー”が揃ったと言われていた「侍ジャパン」に7対2で圧勝した。投打にわたって最下位メンバーの方が上回っていたのだ。壮行試合として行なわれたものなので、まだ“肩慣らし”という観方もできるが、6日後には各国のメンバーと闘うWBC本番を控えている。本来は“肩慣らし”の段階ではない。ただ観方を変えれば、今年の「中日」が期待以上に出来上がっていて“強いチーム”に生まれ変わっていた、ともいえる。特に団体競技は一人一人の力よりも“チームとしての結束力”が重要なので、その点でこの試合には“落ち度”が見当たらなかった。この「最強のチームに勝てた」という自信は大きい。それも大差で勝ったのだ。こういう自信が“能力”を高める。人間の潜在能力というのは、元々そんなに大きく違わない。ところがいったん自信を失うと、人は潜在能力を発揮できないし、逆に“人前で自信を与えられる”と、それは“既存の能力”となる。誰でも多くの人たちが見つめる中で“普段以上の力”を発揮できたなら、それは自信だけでなく、或る種の“快感”を得られる。何度かそういう場面を重ねて、そのイメージが定着すれば、ほんとうの“ゆるぎない自信”へと変わっていく。こうして人は成長していくのだ。そういう意味では、今回の壮行試合は、なによりも立浪監督と「中日」の選手たちに“素晴らしい機会”を与えた。元々ふだんから“褒められることになれている選抜メンバーの選手達”は、今回の試合だけで落ち込むようなことはなく、それほど大きく自信を失うようなこともない。もっとも今回の試合で誰もが“不安を抱いた”のは事実で、それを引き摺らないためにも今日からの試合が重要になる。もしも、今日も続けて完敗するようなことがあれば、これは“中日の自信”よりも“侍ジャパンの不安”の方が強まることになる。誰もが“厳しいまなざし”に変わる。憧れていた選手たちの“仮面が剝ぎ落されない”ためにも、WBCの結果を占う意味でも今日の試合は絶対に落としてはならない。 « Older Entries Newer Entries »