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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


「姉妹のような」「親友のような」母と娘の関係


フィギュアスケートで一世を風靡した安藤美姫氏が、自分と娘との関係について語っている。その妊娠・出産時に大いに世間を騒がせた“未婚のまま産んだ子”こそ、現在13歳となった“その娘さん”なのだ。出産当時は今ほど世間が“多様性”に対して寛容ではなかった。それゆえ「だれが父親であるか」ということが世間を賑わせたのだ。安藤美姫氏は、それに対しては、頑なに沈黙を守った。その一方で、自らの娘の顔貌(横顔や後ろ姿など)をSNSで幼い頃から発信・公表してきた。その画像の多くは“愛情あふれる母娘のショット”であった。こうして、父親は明かせないが「この子は紛れもなく、わたしの娘である」と主張しているように視えた。同時にそれは“娘の成長後”のことも考えているように、わたしには思えた。世間に“隠すような形”で育てたなら、成長後になって娘は“自分の親”について語ることが難しい。こうして出産時から公表し続ければ、自分の母親を明かしても、だれも“そのこと”を咎めない。咎めようがない。現在13歳になっている娘との関係について、安藤美姫氏は「姉妹のようでもあり、親友のようでもあり……そういう関係」と明かしている。そして娘がスケートを始めたことに対しては、その当初も、現在も賛成はしていない。けれども、だからといって止めたりはしない。その指導は先生に任せ、自分は“ふつうの母親”と同じような立場で見守っている。こういう部分に、彼女の人生観が強く表れている。娘の人生を“妨げるような親”にはならない。ただただ娘の笑顔を守ってあげられる母親でありたい。果たして、現在のような“姉妹のような”そして“親友のような”関係はいつまで続くのだろうか。反抗期に入りつつある娘とは喧嘩もするらしいが、それは今のところ仲の良い姉妹や親友が時折ぶつかる喧嘩に近いもの…であるようだ。もしも何年か経って、娘が何らかの形で才能を発揮し、世間が再び注目しだした時、ずっと今のような関係性を保てるだろうか……もしかすると、氷上リンクを見つめる時のように“ふつうの母親”と同じように、無心に声援を送っている安藤美姫になれたら、きっと多くの人は、そういう彼女自身に対して微笑ましく控えめな声援を送ってくれるに違いない。
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