「社会関係資本」と呼ぶ奇妙なランキングがある。個々の社会や地域との結びつきを表わす“指数”らしい。その国際基準のランキングで、わが日本は全世界149か国中の101位という低位置に居た。もちろん先進国の中では最下位で、それだけ日本人が“コミュニティ”との関りを嫌い、身近な人達との“コミュニケーション”も欠如している証拠らしい。う~ん、確かに乏しい。特に、ここ20年ほどの間に、日本人は自分が所属する組織や地域とのかかわりを出来るだけ避けるようになっていた。特に口数が少ない中高年の男性の場合に、それが著しい。そうするとどうなるのかというと、30万人以上のデータ研究によると、早死にのリスクが50%も高まるのだそうだ。心臓病とか認知症とかの発生率も極端にアップするらしい。日本人は昔、家族関係、血縁関係を重要視した。多くの場合は“二世帯”とか“三世帯”とかが集まって一つ屋根の下に居た。おじいちゃん、おばあちゃんと一緒に暮らすのが当たり前だった。時には、おじさん、おばさんと一緒に暮らすこともあった。そういう家族の在り方が普通に存在していた。戦後、欧米文化の吸収でそれらの風習は急速に失われた。昭和30年代以降、団地とかマンションの普及に伴って“核家族化”が進み、そうすると今度は血縁間の交流まで途絶えがちとなった。一方、会社組織の方は、昭和50年代までは“上司に連れられて”飲みに行くとか、“先輩に誘われて”食べに行くとか、ごく“当たり前”の風景として会社組織の中で行われていたが、勤務時間中は組織人、勤務時間外はプライベートとの認識が強まりだし、勤務時間外に“誘う”とか“誘われる”という交友が極端に減っていった。こうして、日本人の男性たちは勤務時間外は寡黙になっていった。何が言いたいのかというと、昔の日本人は黙っていても“コミュニティ”や“コミュニケーション”が成り立ったが、今は自ら積極的にそれを求める男性でなければ、成立しにくい世の中になっているということだ。だから、このランキングの101位という順位は、最初からの順位ではなく、マンションが増え、社用族が減った結果、ここ20年ほどで急速に低下していっての101位なのだ。
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