世の中には「不平等」なことが沢山ある。しかも、その「不平等」な扱いを、“正義”として取り入れようとする人たち、不本意ながらも“忍従”するしかないと受け入れる人たち、何かが明らかに狂い始めている。大体、日本人は“潔癖感”が異常に強い。インドなど海外の電車光景を見てもらいたい。ハッキリ言ってぎゅうぎゅう詰めである。“痴漢”も“へったくれ”もない。いや、昔の日本では、同じような光景が見られた。ぎゅうぎゅう詰めの車内に、乗り込もうとするサラリーマンを駅員が外から押し込んで入れていた。触ったとか、触らないとか、いう話ではなかった。あそこもここもびったりとくっついています…という状態だった。もっとも、私は比較的早くに会社勤めではなくなったので、そういう思いはしなくて良い生活に変わった。ただ、今だったら確実に「痴漢」にされてしまう状態が毎日続いていた。なのに、誰も、そんなことを言わなかったし、思わなかった。昔のことわざに「袖触れ合うも多生の縁」という教えがある。和服などは袖が長いので、行き交う時に袖だけが触れ合うことがよくある。その“ふれあい”は決して単なる偶然ではなく、たくさん生まれ変わって来た中で生じた縁、つまり“過去世でも何らかの関りがあった証”としての触れ合いだという教えだ。決して“多少は触れ合いますよ”という意味ではない。そういう古来からの教えなど“完全否定”なのが「触らなくても痴漢」「においをかいでも痴漢」「いやらしい眼で見ても痴漢」という最近の“痴漢容疑”としての定義なのだ。しかも、それは女性だけに適用されるという。逆はなぜないのか。被害者側の“印象告発”だけで認められることもあるという「不平等」極まりない捉え方なのだ。これは、どう考えてもおかしい。例えば、ゲイの男性が居て、好みの男性に接近したとする。それを感じて“印象告発”したなら「迷惑防止条例」で捕まえてくれるのだろうか。おそらく、それはしないだろう。だが、これが男女の場合には成立するというのだ。例えばそれが70代の女性であっても、見た目はどう見てもオッサンにしか見えないような外見の女性であっても、女性と男性の構図であれば成立する。何かがおかしい。
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