ケンカ好きなトランプ大統領が今、相手をしているのはトルコのエルドアン大統領だ。それにしてもトランプ大統領は常に誰かとやり合っていないと気が済まないらしい。そのたび市場は混乱し、通貨や株価が変動し、大迷惑をこうむる。大体トランプ氏のような“ケンカ好きな社長”というのが、街中にはよく居る。その周辺の人達はいつも“はらはらし通し”というのが常だ。今、お相手をしているトルコのエルドアン大統領も、そういう意味では“ケンカ好き”である。映像を見ても負けん気が強そうだ。一見、二人だけの“ケンカ”のように見えるが、実際はそうではない。その背景として“キリスト教”と“イスラム教”の対立があるのだ。元々、トルコ国内でアメリカの牧師が“拘束”されたことに端を発している。ただ単なる輸出入の問題ではない。この牧師は、トランプ大統領の信仰する宗派の牧師で、同じキリスト教系でもトランプ氏にとっては“格が異なる重要な牧師”なのだ。それに対してトルコは、言わずと知れたイスラム教色の強い国家である。したがって、今回の問題は、周辺のイスラム諸国も状況によってはトルコに加担してくる可能性があるのだ。もし、本格的にそうなったなら大事になる。こういう“予測不可能な問題”が今年は次々と生じている。そのたびに市場は混乱し、為替が変動し、株価も大きく上下する。株価予想の専門家であるアナリストたちのほとんど全員が、昨年末、今年の株価に対して“楽観的”だった。珍しくアナリストたちの予想が“安定的に上昇する”で一致したのだ。ところが、実際には年初から問題続発であり、そのほとんどにトランプ大統領の“ケンカ”が絡んでいる。誰しもがトランプ氏の“けんかっ早さ”走っていても、それがそのまま市場に影響することはないだろうと楽観視していたのだ。実際、私にしても、トランプ氏の“ケンカ好き”が市場経済を混乱させるとは思っていなかった。やっぱり“ケンカ好きの社長”を大統領にするのは、問題があったのかもしれない。
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