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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


米中は「知りすぎたのね」で総領事館閉鎖


大昔「知りすぎたのね」という歌があった。もちろん、男女間のことを歌った歌で、米・中のことを歌った歌ではない。この歌の出だしは《知りすぎたのね あまりに私を 知りすぎたのね 私のすべて 恋は終わりね 秘密がないから…》という具合に歌われる。男女間の間でも、知りすぎない方が良い、と教えているのだ。どうも、中国はこの本質的な部分を誤ってしまったようで、何から何まで“秘密”をかき集めようとした。それに腹を据えかねたのが、気の短いトランプ大統領だった。「そんなに秘密ばかり探り出すなら、もう付き合わない」と、そそくさに帰り支度を始めたのだ。「冗談でしょ」習近平氏はあっけにとられた。「オレを誰だと思っているんだ」ベルトを締めるのもそこそこに、トランプ氏は荒々しく部屋を出ていってしまった。こうしてテキサス州ヒューストンの中国総領事館は閉鎖されてしまった。最初こそ、あっけに取られていた習近平氏だが、やがてめらめらと怒りの炎が燃上がってきた。「お互い様だろ」吐き捨てるように言うと、すぐに電話した。こうして四川省成都の米国総領事館は閉鎖されてしまった。元々この二人は相性が悪い。トランプ氏からすると、習近平氏は何を考えているのか全く分からない。それでいて、秘密ばかりを持ち出そうとする。一方の習近平氏からすると、どうしてすぐ、あんなにかっかするのかがわからない。そんなに大切な情報なら、もっと厳重に保管すべきなのだ。中国のハッカーは優秀な証拠ではないか。何が悪いのか。この二人は「関税問題」でも「コロナ騒動」でも、ぶつかり合ってきた。もはや限界に達したと言ってよいだろう。問題は、この二人の相性の悪さで、とばっちりを受ける国々だ。せっかく持ち直しつつあった世界の株価が暴落し、円高が進む。それでなくても、今年は「自然災害の年」であちこちに災害が発生し、経済が落ち込んでいる。中国など大雨による洪水被災者の数は4550万人とも言われている。倒壊した家屋も35000棟に及んでいる。喧嘩をしている場合ではないのだ。「喧嘩」ならまだ良いが「本格戦争」にまで進みそうな妖しい雰囲気。喧嘩両成敗する「正義のマスクマン」は登場しないのか。
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