7月, 2026年

「新しい時代」には「新しい天気予報」必要か

2026-07-19
よくパソコン画面上に「地震」「台風」「大雨」などの“危険情報”というものが表示されることがある。例えば今日もそうだが「北海道」に“危険警報”などと示されていたりすると、つい、自分が暮らす「札幌もそうなのかな⁉」と想ったりする。北海道は広いので、こういう危険情報とかでも、実際には道南の一部地域で、道央の札幌圏には直接関係がなかったりする。ところがTVの「天気予報」などでもそうだが、昔から基本は同じで、広い北海道を全国ニュースなどでは“一括り”としている。現代のように個々の地域の微妙な違いを、誰もが知っているようになっても、未だに昔からの地域割りのようなものが、そのまま使われて今日に至っている。もしかすると「天気予報」の場合は、気象庁などからの規制があって、自由に“独自の地域割り”など採用できないのかもしれないが、たとえば「強風」「濃霧」「地震」「津波」「吹雪」「豪雨」「雷」「竜巻」「雹」「黄砂」「花粉」「氾濫」「噴火」などの“特殊な気象や現象”を記号や図解で“天気予報”の中に盛り込むことは出来ないものなのだろうか。これらを示す“共通記号”のようなものがあるのかどうか知らないが、もしあるのであれば、もっと一般に浸透させた方が良いし、記号がないのであれば、共通図解のようなもので気象予報に加えていった方が良い。それと、地域割りも、行政割とかに基づくのではなく、もっと気象予報に相応しい“地域区分”というものは出来ないものだろうか。毎年、そこだけが極端に気温が上がるとか、逆に下がるとか、地震が多いとか、土砂崩れしやすいとか、花粉が飛びやすいとか、濃霧が出やすいとか……一部地域に特有の現象がある場合、そこだけを抜き出しての予報を加えることは出来ないものだろうか。逆に、無意味な“ファッションチェック”など加えている局があるが、出掛ける時間や帰宅時間は人によってまちまちで、雨から晴に変るときもあり、着ていくものなどは“その時”の時間帯や出掛ける場所によっても、大いに変わって来るのが通常で、そんなものを毎日“似たような形”で伝えていっても意味はない。むしろ、大雨の時とかは、その地域の映像をリアルタイムで入れるなど出来ないものなのだろうか。もっと実用に適した形の「新しい天気予報」があっても良いのに…と思うのは、わたしだけなのであろうか。

「逃げる」のではなく「かわす」のがトラウマ

2026-07-18
今から4年前に「性被害を受けた」と陸上自衛官を辞めて、名前を出して告発したことで知られる五ノ井里奈氏(26歳)の最新インタビューが載っていた。陸上自衛隊という“特殊な環境”の中で複数の男性自衛官が行ったとされる“性的な行為”は社会的にも反響が大きく、刑事裁判と民事裁判の両方で行われ、民事の方の最終的な合意は、今年の1月に行われていたらしい。その後の彼女は、繰り返し行われた法廷内のやり取りなどがトラウマとなって一時的に“引き篭もり状態”が続いたという。その前後、自分と同じような境遇にある人達を救いたい…という志から“その種のフォーラム”を起ち上げたりもしたが、実際には過去のトラウマが生じて来て続けられなかったようだ。結局、彼女の心身を救ったのは“それ”にはまったく無関係の就職先“スコーンのお店”での労働と接客だった。要するに「過去」から完全に“切り離された領域”での初めての労働や接客だった。元々柔道の道から自衛隊に入っている彼女にしてみれば、そういう格闘技関連や、警備関係の仕事などの方が苦労がなさそうであるが、そういう仕事は“過去がくっ付いてくる”のでトラウマが蘇ってしまうからダメなのだ。世の中には、性被害だけでなく、さまざまな理由から過去の“強いトラウマ”に悩まされ続けている人たちが多い。そういう人達がトラウマを克服するのには、いくつかの方法がある。まず、彼女のように“法的に闘う”という方法だ。これは多少、時間と金銭とか必要になる。彼女のように“勝利する”ことも出来るが、勝利すればトラウマが消えるかというと、そうでもない。法的な勝利とか、相手側からの謝罪とか、そういうことで全面的に無くなるものではないのだ。丁度、切り過ぎた爪が、時折ハッとするほど痛むように、トラウマは予想外の時に予想外の形でフラッシュバックする。では、もう一つの方法である“正規の形に戻してもらう”ことで無くなるかというと、それも違う。なぜなら、そこから徐々に“トラウマの過去”が始まっていくので、一見、何も無くなって解決したかのような印象を第三者的には受けやすいのでが、そこに繋がっていく形は、どう変えようとトラウマを潜在化に留めるのだ。もっとも良いのが、新たなる環境で、まったく“過去に繋がらない仕事や人選”をすることだ。そうすることで初めて、人は過去のトラウマから救われる。というか自分の記憶から徐々に消されていく。トラウマは「過去」を引き摺れば、必ず、その向こうに視えない形で付いてくる。

「850カ所以上の山火事」で隣国にも深刻被害

2026-07-17
世界的に“山火事の多い国”というのは或る程度決まっていて、その中でももっとも深刻なのが“カナダの山火事”だ。オーストラリアなども山火事災害が多いことでは知られているが、大きな島国なので、隣国にまで影響が及ぶということはない。それに比べてカナダの場合は、アメリカとの国境が延々と続く。それだけに大規模な山火事の場合、どうしてもその影響はアメリカにまで影響を及ぼす。なにしろ、カナダの山火事はいまのところ防ぎようがない。日本時間の昨日午後の時点で850カ所以上で山火事が発生して燃えているのだ。今年の夏はいままでに3500件以上の山火事が報告されている。日本でも、たまに山火事が起こって周辺地域がざわつくが、とりあえず、山付近に近づかなければ問題はない。ところがカナダの場合、山付近を列車が通るのだ。今回の場合などでも、結局、列車が炎に包まれて動けなくなった。今回の山火事は東部で多く発生している。その結果、そこに隣接しているアメリカのペンシルバニア州、ニューヨーク州、ニューイングランド州にまで煙が流れてくる。それらの煙は気管支炎を引き起こすとか、糖尿病や心臓病に悪影響をもたらす。したがって隣国の山火事なのに、アメリカの東側の州では既に“警戒注意報”が発令中なのだ。特に風の流れに影響を受けるため、今日からその影響が強まることが予想されている。最近、アメリカとカナダとは“その関係性”が微妙によろしくない。こういうことが起こると、より関係性が悪化してしまうかもしれない。本来なら、両国の力を合わせて“消火を行う”とか、最新の科学を用いて“発生を防ぐ”とか、協力体制が必要な時だと思うが、それは難しそうだ。アメリカも大自然の脅威であるハリケーンに対してはほんとうに無力だ。多数の命を危険にさらす、こういう自然災害こそ“最新科学の力”で解決してほしいものだが、そういうものには何故かあまり“科学的対処法”が研究されていない。そういえば「火星」を目指すスペースXの株価が下落し続け、公開価格割れとなってしまった。盛り上がりは一瞬だった。結局、地球そのものの問題を解決できないのに、地球外に飛び出しても“誰も悦ばない”ことに気付いた結果なのだろうか。

金を掛け過ぎた「商売の開業」は経営が難しい

2026-07-16
タレントのスザンヌ氏が故郷熊本の老舗旅館を買収・改装して、新たな旅館業に乗り出したことは、さまざまな形で報道されてきた。あれから2年弱経って、その経営状態は「どうにかこうにかやっている」状態であることが本人の口から語られた。70年続いた老舗旅館を「何とか残していきたい」という志から始めたという話だが、最初から改装費用が掛かり過ぎている点が問題視されていた。どんな商売でも、最初から、あまりに金を掛け過ぎた商売というのは、成功例が少ない。この旅館の場合、旅館本体の買収資金に比べ、その改装費用が4倍くらい掛かっていて、総額1億5千万円くらいを掛けた開業と言われる。巨大なホテルとかであれば、そのくらいの費用を掛けても十分に元は取れるが、元々が“小さな旅館”でスザンヌ氏の説明によれば“1日2組限定の形”を取っているという。一日2組なら、どんなに頑張ってもその収益は知れている。したがって「どうにかこうにか…」という結果にならざるを得ない。これは彼女の経営がどうとかいう以前の問題で、こういう旅館の場合、最低でも4組くらいの客は入れる形でないと、従業員を雇えなくなる。旅館業というのは、サービス業であるから、どうしても或る程度の“従業員の数”は必要で、家族経営でもない限り、一日限定2組では成り立たない。どうして周囲の人達は、そのことを教えてあげなかったのだろう。それでなくても、改装費用が掛かり過ぎているから、その分を少しずつ収益から“差し引ける”くらいでないと、経営としては難しいのだ。タレントなど有名人の人達が、飲食店とかブティックとかさまざまな業種にチャレンジするケースは珍しくない。けれども、それでほんとうに成功しているケースは稀で、実質経営は他人任せのことも多い。だいたいが人気稼業だった人はサービス精神が旺盛なので、収益度外視の経営をしがちな特徴もある。もしかすると「どうにかこうにか…」のうちに手を引いた方が、後々大きな借金など背負い込まなくて良いかもしれない。東京に戻れば、タレントとしての需要はまだまだありそうな気がする。

実は「神様同士の戦い」で、どっちが勝つのか

2026-07-15
日本人の感覚からすると、なかなか理解できないのが「停戦したけどしていない」という形でのイラン戦争の再開と、どちらも神に誓っての「引くに引けない戦争」という部分だ。だいたい、イランとイスラエルというのは大昔から“戦い続けていて”トータルで言えば2000年間も戦い続けていて、だから「和平」とか言っても、その根本では難しいのが現実なのだ。一番の難しさは、双方(本当はイランとイスラエルだが、これにアメリカも加え)いずれも“宗教の違い”がその背景としてある。イランは紛れもなくイスラム教国家だ。イスラエルはキリスト教国家だ。そして、アメリカも、トランプ氏は熱心なキリスト教信者だ。つまり三者とも“神様”が背後に付いている。だから、負けることは出来ないのだ。なにしろ、大昔から、これら宗教の発祥の頃から、神様同士は仲が悪かったようで、旧約聖書には「わが神、わが神、敵を蹴散らしてください」というふうな表記が頻繁に出てくる。この場合の「わが神」というのは、もちろん自分たちが信じている神様なのだが、ここが重要なのだが“戦いの神”でもある。決して、日本人的な感覚で視てしまいそうな“平和をもたらす神”ではない。戦いの神で、敵を懲らしめる神で、だからこそ、わが神に誓って“負けること”は許されないのだ。なぜなら、わが神の力添えで“勝利した者”こそ、神の祝福と、死後における“永遠の幸福”を得ることが出来る。この基本的な考え方は、実はイスラム教も、キリスト教も、その本質は同じなのだ。厳密に言えば、キリスト教は「右の頬を打たれたら、左の頬を差し出しなさい」で“争いごとを嫌う”教えだが、それは“イエスの教え”であって、その根本にある「旧約聖書」の“教え”ではない。日本人的な感覚では、キリスト教徒は“イエスの言葉”を信じている人たちのように勘違いしがちだが、実際には彼らの多くは「旧約聖書」からの言葉の方を信じている。その旧約聖書では「目には目を‼」と書いてあるではないか。だから、彼らは……というかトランプ大統領は「やられたらやり返す、徹底的にやり返す」の実践者なのだ。彼は、そういう点で「旧約聖書」そのままの生き方であり考え方なのだ。つまり神様同士の戦いなのだから、どちらも、負けるはずがないのだ……。

「国」の“垣根”は「不変」か…微妙に「変化」⁉

2026-07-14
サッカーのワールドカップでは各国の「国」というものが、あらためて問われた。それを代表するのが、スペインの前首相が発した「フランスチームにはフランス人が一人もいない」という趣旨の発言だ。この発言にフランス政府やマスコミなどは猛反発したが、どうして猛反発したのだろう。どう考えたって、こんな発言、まともに受け取れるわけはなく、まあ“強烈な皮肉”とか“嫌味ある冗談”というのが、普通の人の受け止め方だと思う。近代に入って、世界は行き来が自由になり、さまざまな国の人が入って来て、自国からも抜けていく。そういう世界になった。また人種的に“ハーフの人達”もどんどん増えている。日本人の場合は、国境が海に囲まれているので、そうではない国に比べると、国の出入りはそう簡単ではない。にも拘らず、最近は十代の頃から、国境をまたいで海外に出るというか、海外で暮らす人たちも多くなった。或いは、海外からやってきた外国人と日本国内で結婚する人も多くなった。とても妙な言い方だが、純血の日本人は徐々に徐々に減っていく。そして純血の日本人ではなくても、日本人として生まれ、日本人として育って、或いは“二つの国の国籍”を持ちながら、とりあえず「日本」で暮らしている人たちも多くなってきた。これまた妙な言い方だが、ハーフの日本人の場合、どちらかというと見た目的に“純血の日本人”ではない外貌の方へと成長しやすい。したがって環境にもよるが、どうしても早くから自分が「日本人なのかどうか」を自らに問いかけるような状況が招かれやすい。外国との間の境界線が“地続き”である国や、隣国との言語が共通な国に比べ、或いは元々の血統が入り乱れていて判然としない国に比べて、日本人ハーフは幼くして“自分の立ち位置”を意識せざるを得ないようなところがある。近年はそれがプラスに働き、アスリートとして、或いはアーティストとして、早くから頭角を現す人たちも多くなった。フランス人チームに“フランス人に視えない人達”が加わることが多くなったように、日本人チームにも一見しただけでは“日本人”と判別がつかない人達も多くなっている。オリンピックとか、ワールドカップとか、世界的な音楽祭とか、ファッションショーとか、もはや「国」の垣根で争うこと自体が無意味に変わりつつある。そのうちヒューマノイドも加わって、自分が“いったい何者なのか”わからない人達だらけの地球に変わっていくのではないだろうか。

アイドルが「別人」となり再び「別人」となる

2026-07-13
わたしは仕事柄「点」でその人を観ることはせず「線」でその人を観てしまう癖がついている。「点」とは“その時”一瞬の人物評価のことだ。「線」とは“何年”とか時に“何十年”とか、人生の一部分を“切り取るような形”で、その人を評価することだ。例えば70年代前半「天地真理」という歌手がデビューし、一気に“時代の寵児”となった。透明な歌声で「水色の恋」を歌い、昭和における「白雪姫」として絶大な人気を誇った。ただ、わたしはこの人の声質があまり長続きしないような気がした。事実、何曲目かを出した時、その声から透明感が失われ、くぐもった濁声に近い雰囲気に変った。もしかすると、あまりに多忙で、声を休ませるひまがなかったからかもしれない。その声の変化のせいなのか、人気も急降下していった。やがて、二十年以上経ってからだと思うが“懐かしの歌声”的な番組に彼女が出た。その、あまりの変わりように、誰もが息をのんだ。清楚な雰囲気はまるでなくなって、体型的にもストレス太りのような印象を受けた。確か歌も歌ったが、普段歌っていないせいもあって、プロ歌手の歌声ではなくなっていた。それ以降、彼女は表舞台では視掛けなくなった。ところが、近年になって、彼女は再び、ささやかながらタレント活動を始めているようだ。既に74歳になっている“プライベート写真”を公開している。そこには、年齢は確かに行ったが、かつての「白雪姫」の雰囲気が戻った「天地真理」の姿があった。これは、どういうことなのだろう。確か“懐かしの歌声”的な番組の時には、結婚もして仕事も変わり、生きることに“精一杯な印象”があった。だから昔の「天地真理」ではなくなっていた。けれども、現在の彼女には何かしら“心の余裕”が感じられる。それに、過去との決別も感じられる。わたしは詳しい事情など知らないし、履歴的なものも知らないが、おそらく、彼女は何らかの理由から“初期の天地真理”に戻ったのだ。もちろん年齢は隠しようもないのだが、その心身というか、境遇というか、何かが元に戻ったのだ。人は、だから、いったん失ったものでも、状況や境遇が変われば、元の姿そのままとは言えなくても、その雰囲気だけは“元の雰囲気”に戻っていくことが出来る。恵まれた状態から転落し、別人のまま終わるとは限らないのだ。

40代で「老後の趣味を探す」という…不可思議

2026-07-12
芸人で今や漫画家でもある矢部太郎氏(49歳)が、将来のことを考え「老後に相応しい趣味を探している」という。正直、ちょっと驚いた。老後になど備えなくても、嫌でも向こうから“老後”はやってくる。だから、やって来たなら、その時に考えれば良いことで「わざわざ探さなくても…」と、わたしなどは思う。人間は、それぞれの年齢によって自然と“好むもの”とか“楽しいもの”とか“やりたいこと”とか“美味しいもの”とかが違ってくる。違ってくるというか、変わっていくという方が正しいのだろう。心身に“合う”ものを身体が見つけていく。いまは人生90年なのか、100年なのか、わからないが、とにかく長くなりつつある。だから、わざわざ探さなくても、黙っていても、そういう年齢は密かに忍び寄って来て、その時々に相応しい“好み”を与えるようになる。わたしは何でもそうだが、前もって、前もって、と考えるのはあまり好きではない。それに、面白くない。人生には、いろいろな出来事が起こって来て、それによって微妙に“未来修正”が施されて行って、最終的に“神が与えてくれたもの”を、われわれは手にする。そういう考え方のわたしは、だから、極力“老後”というものを意識せず、暮らしていく方が若々しい心身で生きて行かれると思っている。ところで、わたしは矢部太郎氏が絵本作家のやべみつのり氏の息子であることを初めて知った。そうだったのか。だから、矢部氏は『大家さんと僕』という絵本というか、漫画というか、そういう本によって世間的な評価を得た。つまり、父親と同じ道を歩み出したことで「カラテカ矢部」ではなく「矢部太郎」として成功した。蛙の子は蛙だったのだ。その矢部氏だが、昨年12月に自らの名を冠した“たろう社”という名の出版社を起業していた。そこでは、自らの本を売るのではなく、父親が描いた本を売ろうとしている。ブックフェアに立つ矢部氏の姿は相変わらず極端に痩せていて、なんとなく“社長という雰囲気”ではないが、けれども、父親の本を自らの出版社から出した…という何とも言えない晴れやかさに満ちているような気がした。

「仮面ある宗教」「仮面なき宗教」の不可思議

2026-07-11
旧統一教会の総裁ハン・ハクチャ被告に対して、前大統領の妻に対して高級ブランド品など贈って見返りを求めた罪などにより、韓国の検察は被告に対して“懲役13年”を求刑した。旧統一教会というのは、日本でもいろいろ問題を起こしたが、その発祥地で元々は“教祖の妻”であった現総裁が逮捕され、自国の検察から“政治がらみの罪”により求刑された。旧統一教会というのは、奇妙な宗教である。一応、キリスト教から派生した宗教という体裁をとっているのだが、その解釈はあまりにも逸脱している。その要点だけ述べれば、教祖はキリスト教の「原罪」というところに着目した。つまり、原罪というのは各民族が持つ“歴史的な過去”が関わっている罪をも含む…という点を強調する。そして日本軍人の一部が世界大戦時に韓国人女性を従軍慰安婦として扱った…という部分を重要視し、それこそが“日本人の原罪”である…という解釈をする。したがって教祖によれば「現在の日本人は誰もが、韓国人に対して“原罪”を背負うって生きていかなければならない」というような考え方を主張する。その結果、特に日本人女性は“韓国人男性の花嫁”として“贖罪的な意識の強い結婚”をすることで神の救いを得ることが出来る……というような奇妙な理論が「合同結婚式」という奇習を生んだのだ。近年は、本来の目的である「韓国人男性&日本人女性」の組み合わせは減っていったが、元々の意義は“そこ”にあったのだ。一方、日本人男性は“そういう事情⁉”から、韓国に対して「金銭的な対価を支払う」のが妥当と解釈される。つまり女性は韓国人男性に仕え、男性は韓国に寄付を投じ続けることこそ、原罪を償う道である……という奇妙な論理から始まっているのだ。そういう意味では、もっと早く日本の検察も旧統一教会に対して対処すべきだった。遅れては仕舞ったが、それでも本国の韓国で、教祖の妻であった現総裁が逮捕され、懲役13年という重い求刑を得たことは、或る意味で“ほんとうの神様”が居て密やかな罰を与えたかのような不可思議さがある。ただ日本人信者の中には“純粋な人達”もいる。そういう人達が、この宗教を日本の中で“生れ変らせてくれる”ことを、願っていたい。

全国の自治体が「えんトリ―」を模範とすべき

2026-07-10
数年前から全国の自治体で、それぞれ独自に行われ始めた“結婚支援”や“出産・子育て”対策。もっとも有名なのは東京都の婚活アプリ「TOKYO縁結び」で、これまで36000人が申し込み、265組が結婚に至っている。確かに小池都知事が自ら称賛するように、確実に成果が出て来てはいる。ただ東京都の数値としては、今ひとつ物足らないのが実感だ。そこへいくと、もっと確実に成果を上げているのが鳥取県の取り組みで、県が運営する「えんトリ―」という“結婚支援サイト”では既に370組が結婚にまでこぎつけている。鳥取県という場所を考えると、こっちの方が東京都よりもはるかに大きな成果を出している。どうしてなのか、その理由は二つあって、県外の人であっても、結婚して鳥取県に移住を希望するのであれば、登録が可能なことだ。確かに、大昔の見合い結婚には“遠方へと嫁いでいく”ケースがしばしば見られた。本人同士さえ良ければ、そういう方が過去に引き摺られることなく身軽な場合もある。もう一つ、この件の“見合い”が「成婚」に結び付きやすいのは、ボランティアの仲人さんたちが控えているからだ。昔から、お見合い結婚では“仲人の腕次第”で成婚率が大きく左右されたものだ。世の中には、何らかの形で「貢献したい」と想っているお年寄りの人達が沢山いる。特に“世話好きの中年女性”には、仲人がピッタリという人柄の人達がいる。そういう人達が中に入れば、まとまりやすくなるのが当然なのだ。これまで「縁がなかった」という人の中には、自分から積極的にはアプローチしていかないため、出逢いはあっても交際まで結びついていないケースというのが意外なほど多い。どちらも好感を持ちながら、どちらも大人しくて積極性に欠けている場合、仲人さんさえ頑張れば、成婚に結び付くケースは意外なほど多いのだ。これからは全国に潜んでいるはずの“仲人好きの中年オバサン”が活躍すべき時代に入ったのだ。各自治体は、そういう人達を発掘し“凄腕仲人”として広報などで積極的にアピールし、その仲人さんに惹かれて「わたしも申し込みました」というような人達が沢山出てくるような“そういう縁作り”を、自治体が主導してぜひ増やしていってもらいたい。

「半導体指数(SOX)」が“境界線付近”を右往左往

2026-07-09
このところ世界的に株価が不安定だ。これまでの上昇を打ち消すような急落が続いている。特に韓国株の急落が顕著で、それに引き摺られる形で、日本株もズルズルと下げていく。そういう展開が続いている。前にも述べたように韓国の株価というのは、半導体企業の比率が大きく、偏りが大きい。そのため、上昇も一気だが、下落の方も一気に来る。韓国に比べると、わが日本は偏りが少ないのだが、それでもやはり“世界の景気敏感株”としての側面もあるので、アメリカ株が急落すると、その影響は顕著に出る。市場時間の関係で“いちばん先に出る”のだ。したがって、世界的な観点から言えば、アメリカ市場の影響が一番なのだが、その影響に“どれほど世界が振り回されるのか”を視るには、日本の市場、中でも「日経平均」の動きが重要となる。本来であれば、だから韓国市場を日本市場がリードしなければならないのだが、AIバブルの展開となって以降、もっとも上下に振れやすい韓国の値動きが、今は日本に影響を与えている……というのが実情なのだ。その韓国の市場にもっとも強く作用しやすいのは、アメリカの市場でも独自に動く「半導体指数(SOX)」の値動きだ。このSOXの値動きが、このところ“微妙な境界線付近”を上下している。つまり、わたしの観るところ、このラインを低下してしまうと、もう再浮上は難しいというか、時間がかかるというか、そういう付近まで低下してきている。ただ、完全にそのラインを割ったかというと、そうでもなくて、微妙に再浮上してそのラインの前後辺りに居る。つまり、これ以上、下落すれば確実にバブルはいったん終了というギリギリのところで、迷ってでもいるかのような“微妙な動き”を続けているのだ。したがって、もし“ここ”で踏ん張り切れれば、再浮上して一気に急騰していくし、持ちこたえられなければ“奈落の底”へといったん落ちる。落ちた場合には、そこに戻ると言っても完全な戻りはなく、その少し手前に戻るのがせいぜいなのだが、それでも半年近くは掛かる。もしギリギリ反転出来れば、今度は急上昇して一気にこれまでの通過点を抜いていく。日本株も一気に2~3か月で7万5千円くらいまで駆け上っていくことだろう。今が正念場なのだ。

「AI依存症」の人達が「一気に急増する」日本

2026-07-08
最近は別に流行好きな人ではなくても、日常会話の中で「AI」という言葉が“ふつう”に飛び出すようになっている。数年前には考えられなかったことだ。こんなに急速に日本人の中であっという間に浸透したのは何故だろう。一番の理由は、妙な言い方だが“一応信じられる相手”だからだ。つまり、最近の世の中は“信じられる相手”というのが少ない。それは“嘘つき”とか、そういうことではなくて“社会の仕組み”自体が複雑になっていて、何が何と繋がっていて、誰が誰と通じ合っているのか、判然としていないからだ。或る意味では世の中の仕組みが、単純ではなくなり、その結果、人間同士の“信頼”を奪っている。そういう中で、人はだんだん周りを信用しなくなっていき、自分の考えとか、気持ちとか、予想とか、そういうことを話すことを怖れ出し始めている。昔は、信じられる相手に話すことで“安らげた”のだが、今は誰もほんとうには“信じられない”状態となっていて、その結果として、一応、自分を“理解してくれそうな対象”として「AI」がそこにある……というようなケースが多い。だから、多くの人は、特に潔癖感の強い日本人は「AIに訊く」という日常が妙に“板につき始めて”いるのだ。もっとも、それでは「AI」はそんなに信用できるのかと言えば、実はあまり信用は出来ない。なぜなら人間同士の対話で多い心底思ってはいないけど“一応言葉にしてみること”とかに対し、答えなくてもいいのに答える。つまり、だんだん「ウザイ奴」になっていく。だから、情緒性が豊かで、想像力に富んだ人ほど、徐々に“付き合いづらい相手”に変わっていく。それなら訊いたりしなければ良いものを、いったん、訊く習慣が身に付いてしまうと、それが癖になって止められなくなるのだ。つまり「AI依存症」になる。いつの間にかなる。どういうわけか、孤独な日本人には“当たり障りのない相手”である「AI」は傍に居て邪魔にならない。だから、いったん、訊く習慣が付くと、手放すことなど出来ないのだ。こうして、ほんとうはあまり信用してなどいないのに、それでも誰よりも身近に“つい訊いてしまう相手”として数年後の日本では「AI依存症の人々」が社会問題化していく。 « Older Entries Newer Entries »